2024年度全国統一防火標語 「守りたい 未来があるから 火の用心」

5 維持・管理編

5. 維持・管理編

機器の交換期限は、決まっているのですか?
製造メーカーは、機器を交換しなければならない期限を決めて(設置後10年を超えない期間) 本体の見やすい場所に表示することとされており、定められた「交換期限」を過ぎるまでに機器を交換しなければなりません。 (自動的に警報を発するものは、表示しなくてもよい。)
住宅用火災警報器は、専門家による定期的な点検や試験が行われにくいことから、予め住宅用火災警報器が安心して機能する期間を交換期限として、お知らせしています。
機器の交換の目安はありますか?
自動試験機能が付いている機器は、機能の異常警報があった場合、本体ごと交換が必要ですが、 自動試験機能の付いていない機器は、住宅用火災警報器本体に表示されている「交換期限」を過ぎるまでに、本体ごと 交換が必要となります。
日頃から作動確認は必要ですか?
いざというときに効果が発揮できるよう定期的(1箇月に1度くらいが目安です。)に 住宅用災警報器の点検をお勧めします。
点検方法は、本体のひもを引くものやボタンを押すものなど、機種によって異なりますので、購入時に説明書を見て確認してください。
なお、次の場合には、必ず作動試験をしてください。
  1. 初めて設置したとき
  2. 電池の交換をしたとき
  3. 汚れなどの掃除をしたとき
  4. 設置場所を変更したとき
  5. 故障や電池切れが疑われるとき
  6. 長期間留守にしたとき
作動試験をしても警報が鳴らない場合は、どうしたらいいのですか?
  1. 電池の寿命、又は電池ホルダ部の錆などが考えられますので、新しい電池に交換するか
  2. 電池を新しいものに交換しても作動しない場合は、住宅用火災警報器の故障も考えられますので、 販売店、又はメーカーに相談してください。
火災以外で警報が鳴る場合は、どうしたらいいのですか?
タバコの煙、調理中の湯気や煙、ほこりなどの原因で住宅用火災警報器が鳴る場合は、数分間で 警報は停止しますが、この現象が頻繁に発生するときは、設置位置を変更してください。
「ピッ」と短い音が一定の間隔で鳴る場合は、電池切れの注意音ですので、新しい電池に交換が 必要です。電池交換をしても注意音が鳴り続ける場合は、機能異常が考えられますので、販売店等に相談してください。
(電池交換が不要な機種は、新しい住宅用火災警報器と取り替えてださい。)
燻煙式の殺虫剤を使用しても大丈夫ですか?
 燻煙式の殺虫剤等は、住宅用火災警報器が鳴ることがありますので、住宅用火災警報器を 取り外すかビニール袋で覆う、又はコンセントプラグを抜くなどしてから使用してください。
ただし、作業が終われば、速やかに住宅用火災警報器を元に戻してください。
器具の汚れを落とす方法はありますか?
台所に設置すると、油や煙などにより汚れが付着することがありますので、家庭用中性洗剤を 浸して十分に絞った布で軽く拭き取ってください。
掃除の際は、次のことに注意し、破損しないよう丁寧に取り扱ってください。
  1. ベンジンやシンナーなどの有機溶剤は、絶対に使用しない。
  2. 水洗いは、絶対にしない。
  3. 煙流入口は煙を感知する重要な部分なので、塞いだり、傷をつけたりしない。