2024年度全国統一防火標語 「守りたい 未来があるから 火の用心」

2 警報器 編

2. 警報器 編

住宅用火災警報器には、どんな種類がありますか?
電源で区別すると、配線も無く取り付けが簡単な「電池を使うタイプ」と配線工事や取付位置付近のコンセントから交流電源を引き込む「家庭用電源を使うタイプ」の2種類に分かれます。①電池式は、「乾電池タイプ」と「リチウム電池タイプ」があり、いずれも室内配線は不要です。「乾電池タイプ」の電池は、約1~2年で消耗します。また、「リチウム電池タイプ」の電池は約5~7年使用できますが、本体ごと交換する必要があります。②家庭用電源を使うタイプには、「コンセントに差し込むもの」と「屋内コンセントにつなぐもの」があり、いずれも電池交換は不要です。「コンセントに差し込むもの」は、コンセントが近くにあれば比較的簡単に設置することができますが、「屋内配線につなぐもの」は、専門業者の配線工事が必要です。
煙感知式と熱感知式は、使い分ける必要がありますか?
設置が必要となる住宅用火災警報器は、すべて煙感知式のものとされています。ただし台所が狭いなどの理由から、調理時に煙、又は蒸気が滞留する場合は、熱感知式(定温式)とすることができます。
どれくらいの煙で警報が鳴るのですか?
煙で感知する警報器の場合は、50cm位の距離からタバコの煙やスプレー式殺虫剤などが直接かかったりすると作動します。台所でこの方式の感知器を使用すると、魚を焼くなどの調理中の煙で作動する場合もあります。また、熱で感知する警報器の場合は、警報器の周囲が65℃前後になると作動します。
住宅用火災警報器と自動火災報知設備の違いは何ですか?
自動火災報知設備は、火災予防の観点から公共の安全を確保することを目的として設置しているものです。住宅用火災警報器は、個人の自己責任において管理すべき住宅内における火災予防のために設置するものです。
聴覚障害者や難聴の方の住宅用火災警報器はありますか?
耳に障害のある方だけでなく加齢などにより聞こえにくい方々に対しても有効に警報する手段として、音や光による警報装置が製造されていますので、販売店の商品パンフレット等を参考にしてください。
住宅用火災警報器を設置したときには、何か届け出が必要ですか?
特に届け出や報告の義務はありません。